6N6P真空管ミニワッタ―アンプの作成

先日作成した5687ミニワッターアンプ、調子良く鳴って良い感じです・・・が!!
改めて見てみると、配線の引き回し等が駄目駄目。
あと、やっぱりオーディオグレードの部品をふんだんに使ってオリジナリティを出したいなあ。
・・・よし!もう一台作るか!!と言う訳で、シャーシをまた注文してしまいました。

さてさて、もう一台作るとなると、どの球を使うかが重要になって来るな・・・さてどうしようか。
まあ、5687はやめておこう。
前作と違うのが作りたい、と言うのもあるけど、何と言っても5687は

どこにも売ってないよ〜〜〜!!

実は前回完成した後に球が片一方壊れてしまいまして、方々探し回ったのですが
結局見つからず、オークションで中古のボロ球を買う羽目になりました。
まあ、何の気なしに「秋葉原で一番最初に目についたから」と言う理由だけで選んだ僕も悪いのですが。

とにかく、次に使うとしたら、どこにでも売っていて簡単に手に入る球がいいな。
調べてみると、やはり12AU7がネットショップで沢山売られていて簡単に手に入りそう。
でもでも、師匠の制作ガイドは6N6P準拠になっているし、春日無線で手に入りそうだし、
6N6Pで作る事にしよう。

その後、暇を見つけては、ネットショップや師匠の領布等でチマチマ部品を揃えました。
早速作るぞ!!



大型部品を取り付けてみた2011。
出力トランスは奮発して春日無線のKA5730にしてみたけど、高いよ〜。
これでT1200と比べて音が変わらなかったらどうしましょ。
ま、まあとにかく、完成への期待が高まるぜ。



で、デキタヨ・・・。
自分で言うのもなんだけど、誰も言ってくれないだろうから言ってみると、なかなか上手く出来たじゃないか。

※性懲りもなく使用したオーディオグレード部品一覧
・タクマンREY金皮抵抗
・アムトランス銅箔フィルムコンデンサ
・アムトランスAMRA酸金抵抗
・アムトランスツイスト金メッキOFC単線フッ素皮膜
・モガミ配線材
・ベルデン配線材
・PR9372金皮抵抗
・Mills無誘導巻線抵抗
・安物L-PADアッテネータ(以前ヤフーショップで購入したもの)

約2カ月かけて、少しずつ集めました。
ありがとう師匠。
ありがとう日本橋。
ありがとうギャレットオーディオ。
さてさて、後は春日無線から真空管が届くのを待つばかりだな。

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春日無線から真空管が届いた!



へえ・・・5687より背が高いや。
何とも美しい球だな。
聴かせてもらおうか、ロシア球の音質とやらを。



電源投入、異常無し。
早速テスト用スピーカー(失礼)D-112Eに繋いで聴いてみる。
〜♪音が鳴った!!何度味わっても慣れない緊張と感動の瞬間。
ノイズは皆無、ハム音も無し!音も汚く割れていない!
ただ音量が5687よりも小さいな・・・。
師匠の制作ガイドによると、5687は出力が0.7Wで、6N6Pは0.6Wと書いてある。
0.1Wの差って結構大きいのか、あるいはボリュームをL-PADにしたせいなのか?
まあ、6畳くらいで聴くには十分すぎる音量ですが。



ALPAIR5で聴いてみる。
ん”っ!!良い音!!やはりこのスピーカーは別格ですね。
低音の響きや高音の伸び、解像度や定位がD-112Eとは比べ物にならない。

5687のアンプと聴き比べてみる。

・・・ふむ、解像度が6N6Pの方が完全に勝っていますね。
後ろで鳴っている楽器の音とか浮き上がり、彫りの深い音になっている、と思う。
あと、高音から低音まで気持ち良く音が出ている様な気がするけど、これは多分気のせいでしょう。

ふーようやく納得がいくミニワッターを作る事が出来ました。
真空管アンプ製作はひとまず終了ですかね。
楽しかった〜あとTPA1517のアンプを早く仕上げなきゃね。

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