5687真空管ミニワッタ―アンプの作成

今まで幾つかアンプを作ってきたが、それはどれもACアダプターを使用した初心者向けの易しい物ばかり。
自分で電源を組むなんて、ましてや真空管アンプを作るなんて、絶対に無理だと思っていた。
しかし、ぺるけ師匠のHPに「ミニワッター直結シングル・アンプ」なる真空管アンプの制作ガイドが!!
勿論、部品領布有り、それだけではなく、何と今回は加工済みシャーシまで領布して頂けると言う。
気が付いたら僕はシャーシの領布予約メールを送信してしまっていた。
・・・全く、TA2020アンプもまだ完成していないと言うのに・・・。
だが、これは僕が一皮むけてもう一段上に行く為の試練なのかもしれない。
こうなってしまった以上、腹を決めて完成を目指すしかないな。

その後、僕は制作ガイドのページをじっくり読んだのだが、初心者だけあってチンプンカンプンだ。
K?P?OPT?なにそれ?どこに繋げばいいの?
ネットで調べて行くと、なるほど、Kは「カソード」、Pは「プレート」、
OPTは「アウトプットトランス」を表しているらしい。
また、真空管は使う球によってカソード、プレート、グリッドに対応する端子番号が違うらしいので、
データシートを手に入れる必要があるみたいだ。

それから数日後、東京の実家に帰ったついでに秋葉原に寄り、部品を揃えた。
真空管は偶然発見した5687で、対応するトランスと抵抗、コンデンサを購入。
むむむぅ、シャーシと併せると軽く2万超えか、失敗したら洒落にならん。
まあ、例によって初心者のくせに抵抗とか高級品を購入。
さあ、早速製作開始だ!!



大型部品を取り付けてみた。
完成への期待が高まるぜ。



う〜んと、真空管アンプはソケットの真ん中にある金属部分を結んで「アース母線」と言うのを作るのか。
とりあえず、スズメッキ銅線を2本捻って半田で固めてみたが、こんな感じでいいだろうか?
その後、データシートとにらめっこしながら配線したり、ぺるけ師匠に掲示板で質問したりなんかして、
何とか完成にこぎつけた(興奮しすぎて画像取り忘れた)。
わくわくしながら音出しすると・・・
〜♪
鳴った!!!よっしゃあと思うのもつかの間、左チャンネルだけ音が妙に割れている。
小さい音だと気がつかないが、ボリュームを上げるとバリバリ言い出す。
おかしい、ひょっとしてボリュームが悪さをしているのか?

@ボリュームのチャンネルを左右変えてみる→変わらず
Aボリュームを全取り替えしてみる→変わらず
B真空管を左右取り替えてみる→変わらず
Cアウトプットトランスを左右変えてみる→変わらず
D部品及び配線取り付け部の半田を溶かし直してみる→変わらず

・・・分からない、一体どうなっているんだ?
ここまで来たらもう、部品のどれかが不良としか考えられないじゃないか。
と言う訳で、ぺるけ師匠に改めて部品領布をお願いしました(最初からそうすればよかった)。



摘出した内臓。
うぎゅぎゅぅぅぅ(泣)、俺のAMRGが、RS-2Bが、REXが、UTSJが、オレンジドロップがぁぁぁぁ・・・。
初心者は色気を出さずにひたすら完成を目指せって話ですよね。

作り直し編に続く

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