TA-2020-020パワーアンプ3作目
前回、TA2020-020を先人たちの知恵により、完璧に仕上げたつもりであった。
しかし・・・何というかこう、FET式差動ヘッドホンアンプでもそうだったのだが、
一度自作にはまると、
「ここはこういう風に作ればよかったのではないか」
「ここにこんな部品を使うとどうなるのであろうか」
「もっとデザインにこだわったアンプを作ってみたい」
等々、どんどん欲が出てきてしまう。
前回作ったTA2020も、入力コンデンサあたりがゴチャゴチャしていて美しくない。
もっとかっこいいのが作りたい、と言う欲求が抑えられなくなってしまった。
そこで、どうせ作るなら、更に音を良くすべく、更なる情報収集にいそしんだ。
☆スイッチング周波数の高い電源を使うと音が良くなるらしい
☆電源平滑専門のオーディオ用コンデンサがあるらしい
☆パスコンの積セラをフィルムに変えると音が柔らかくなるらしい
以上を踏まえた上で、デザインにもこだわった最高の一台を作る事にした。
ケースは奥澤のうっすいシステムラックタイプにした。
非常にかっこいいけど薄過ぎ・・・入りきるだろうか?
コネクタを付けて・・・
一番の難関であるインレットを取り付け、配線の引き回しを考えてトグルスイッチは背面へ。
コーセルのスイッチング電源、12V4.3A。
ぶっちゃけスイッチング周波数がカタログに掲載されている電源がこれしか無かった。
コネクタを探すのに苦労した・・・。
オーディオグレード電源平滑用のニチコンKG10000u。
高周波の応答性?を良くするため、フィルムコン0.47uを並列に噛ませてある。
試行錯誤の末、片ラグに固定する方法を採用。
5V電源を必要とする部分にはOS-CON100uを2個、平滑に使用。
ちなみに、1個だけだと発振するみたいです。
入力コンデンサは、試行錯誤の末、こういった形で落ち着いた。
直接取り付けたかったが、将来のアップグレードを考え、コネクタ接続とした。
フィルムコンはEROのMKT1826−1817を使用。
若草色が何とも美しい。
抵抗はタクマンのREXにしてみた。
つい2年前までは自作でアンプを作る何て考えられなかったが、思えば遠くに来たもんだ。
視聴してみると・・・うんうん、ノイズも少ないし、低音がより増強されたように感じる。
長時間聞いても疲れないし、大満足な出来だ。
作ってよかったなあ。
戻る