ぺるけ師匠のFET式差動ヘッドホンアンプ1作目
TA2020アンプを作成したが、不注意でぶっ壊してしまい、暫く落ち込んでいた。
ああ、やっぱり素人が安易に自作なんかに手を出すからこうなるんだ。
大人しく製品買おうぜ・・・とまあ、こんな感じでモチベーションは地に落ちていた。
その後、オペアンプを使用したヘッドホンアンプを軽く作ってみたりしたのだが、どうもしっくりこない。
もっと俺を燃えさせる様な自作オーディオは存在しないのか!!
そんなある日、偶然発見したぺるけ師匠のHPで、ある文言が目に入った。
「簡単なのにハイエンド」
・・・ハイエンド ハイエンド ハイエンド!?
・・・一瞬で虜になった。
内容を見てみると、廉価なスイッチング電源を使用し、実体配線図付き。
しかも、正確に選別した部品を領布までしているらしい。
その上、プロも認める高音質らしい。
これを作らなければ何を作るんだ!?
僕は即刻その場で部品領布の申し込みをした。
すると、速攻で部品が届いた!!(ありがとうございます!!)
廉価な部品でも素晴らしい音が出るようなので、
近所のマルツで部品を集めようかと思ったのだが、
せっかくなので日本橋まで足を伸ばし、オーディオグレードの部品を揃えた。
よ〜し、作るぞ〜。
出来た。
・・・中身は
・・・ふふふ、き、汚ねえorz何て汚い配線なんだ。
しかも、ケースサイズの目測を誤り、
せっかく買ったアルプスのミニデテントを使う事ができなかった・・・。
あと、
2.2Kのニッコームが一つ足りなくてあり合わせの抵抗を使用する羽目になった。
ま、まあいいか、早速音を出してみよう。
・・・おお おおお おおおおおおお!!!!!
何じゃこりゃ?すげえ・・・すげえ音だ。
カッチリシャッキリエッジの立った音なのだが、全然聞き疲れしない。
ボリュームを上げても破堤しないし、ノイズも全く聴こえない!!
これはええ・・・本物だ!!
俺は聴き飽きた古いCDを押し入れから引っ張り出して、
片っ端から聴きまくり、悦に浸った!!
特に朝、仕事に行く前に聴いたりするとやばい。
ついつい、もう一曲、もう一曲なんて風に聴いていて
気がついたら遅刻ギリギリなんてことが何度もあった。
麻薬的な音である。
STAXに匹敵するといっても過言ではないが、値段が全然違う。
高級部品を使っても1万円もかかっていないのである。
いや〜作ってよかった。
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